株式会社エンバイオ・エンジニアリング

Soil Contamination
土壌汚染対策サービス
エンバイオ・エンジニアリングは、土壌汚染対策に必要なサービスを最初から最後まで、ワンストップでご提供いたします
土壌汚染対策サービス
PFAS Solutions
PFAS汚染対策サービス
地中に特殊な活性炭を注入して浄化壁を設置してPFASを封じ込め、PFAS汚染の拡大防止を図る原位置工法を提案しています。PFAS汚染の調査、対策、モニタリングの全工程をワンストップでお引き受けできます。
PFAS汚染対策サービス
Green Energy
エネルギー事業
太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーのEPC、O&M、そして売電コーディネートまで、すべてのフェーズに対応します。遊休地を維持する負担や人員の不足など、お客様に寄り添ってサービスを提供いたします。
エネルギー事業
Construction
建築工事サービス
土壌汚染を調査・対策した土地に建築工事を行い、新たな価値を提供します。土壌汚染対応を含まない新築案件も広く承ります。
建築工事サービス
Environmental, Health and Safety
EHS関連事業
日本国内はもちろん、幅広い国地域(アジア・ヨーロッパ・北中南米等)においても、EHS関連サービスをご提供しています。
EHS関連事業
Items
製品販売-土壌汚染関連機器・資材の販売・サポート
土壌汚染対策のための、各分野に特化した優れた製品を中心にご提供しています。
製品販売
Company
会社概要
エンバイオ・エンジニアリングについてご紹介いたします。
会社概要
2025.02.21

大規模自然災害が身近になったと感じる今、思う事

仕事柄、工場等の有害物質・危険物等を使用・保管している場所を訪問する機会が多く、使用・保管・処理方法、漏洩事故・廃棄物の埋設履歴の有無、排水処理設備の老朽化状況等々を確認する必要があるため、しっかりと目を凝らし、耳を澄ませ、五感をフルに稼働させて、微妙な違和感をも感じ取れるよう日々研鑽を積んでいる。

ここ最近は、ますます激甚化・高頻度化の一途を辿っているように見受けられる集中豪雨、台風により、敷地内での浸水・溢水被害、廃棄物・廃液等の敷地内・敷地外への散乱・流出、設備の損傷等が発生していないかという点についても意識して確認している。特に、臨海部や河川沿い等の水域に隣接または近接している工場等については、環境デューデリジェンス業務をご依頼頂くクライアント(M&Aにおける買い手候補)からも、洪水、内水氾濫等が発生した場合に想定される環境関連設備・機械設備への損傷発生状況とそれに対する対策方法について尋ねられることが目に見えて増えてきている。そのため、ハザードマップによる自然災害リスクの確認はもちろんのこと、周辺地域において過去に発生した災害の内容・被害状況等についても確認し、クライアントのニーズに応えられるように準備している。

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洪水等の自然災害が発生した場合に想定される最悪の被災状況(ワーストケース)について考える時、注意しなければならないことがある。過去に想定されたワーストケースは策定当時のものであり、昨今の異常気象がもたらす自然災害の激甚化・高頻度化に伴い、それは最早ワーストケースとは呼べないものとなっている可能性があるということである。「観測史上最も暑い...」、「観測史上最大の降水量」、「記録的短時間大雨情報」等、これまでに観測されたことのない、またはほとんど観測されたことのない気象現象の多発を見るにつけ、最新のデータ、将来予測に基づくワーストケースのブラッシュアップの頻度も高めていかなければならないように感じられる。

ここに、2人の著名人が残した有名な言葉を引用させて頂きたい。

悲観的に準備し、楽観的に対処せよ。
佐々 淳行氏(危機管理評論家)

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
稲盛 和夫氏(京セラ㈱、KDDI㈱等の創業者)

過去に想定された最も悲観的な未来は、より悲観的な現象を生み出す現在によって上書きされ、現在想定される最も悲観的な未来は、より悲観的な未来の実現によって上書きされる―。そんな悲観で塗り固められた未来が現実のものとなり、楽観的に対処する姿勢が許されないような世の中とならぬよう、長期的な観点から気候変動への対策を進めるのはもちろんのこと、より短期・中期的な観点から異常気象がもたらす水害・土砂災害等による人的・物的被害を最小化するための身近な対策を進め、多くの人が安心して継続的に生活していくことのできる社会を実現することが現代を生きる我々一人一人に求められている。
(文責:古賀 基宏)