エンバイオ・エンジニアリングの設立は、わが国で土壌環境を保全するための法律が施行され、土壌環境保全という新たな事業機会を求めて多数の企業が新規参入した時期に遡ります。この分野で先行する欧米の技術動向を研究し、同業他社の汚染土壌の掘削除去とは一線を画す「原位置浄化」という化学やバイオ技術を活用した工法を米国から導入し、合理的な解決策を提供することを目的に設立しました。

設立の趣旨に共感した数名の技術者でスタートした弊社も20年を超えました。
一貫して私たちが大切にしてきたことは、低コスト・低環境負荷での環境改善を実現する「技術」とそれを活用してお客様の課題を最も効率的に解決するための「知恵」です。
自社開発した技術に加えて、長年にわたる信頼関係を築いてきた提携先の米国企業の先進技術を軸に、当社ならではの合理的な解決策を提案し、多くのお客様からの信頼を集めてまいりました。

調査に始まり、計画の立案、浄化や対策工事の実施、不動産活用につながるコンサルティング、利害関係者間のリスクコミュニケーションや行政対応など、ワンストップでお客様が抱える問題全体に取り組むようになったのも、リスクを丸ごと引き受けた責任施工で浄化工事を施工することも、顧客満足の最大化を目指して「技術」を生かし、「知恵」を絞った結果です。

近年は、祖業である土壌地下水の調査から対策工事の経験で培った「技術」と「知恵」を活用して企業の環境デューデリジェンス、工場や建設現場の排水や地下水の処理、対策後の土地利用に関わる建築工事などにまで技術サービスの幅を拡げています。
さらにエンバイオ・グループの中核を担うエンジニアリング会社として、グループの相乗効果を最大限に活用した太陽光発電、地下水を活用したエネルギーソリューションも提供しています。不動産特に土壌汚染地の流通でも、グループのリソースを有効活用しており、今後もますます解決できる環境問題の領域を拡げてまいります。

創業以来、脈々と受け継いできた弊社の理念は、「環境問題」に「技術」と「知恵」で立ち向かうことです。「技術」と「知恵」を総動員して、低コスト・低環境負荷で「環境問題」を改善し、安心安全な国土環境を次世代に引き継ぐことが、私たちの使命です。