2022.09.05
JICA高度外国人材のインターンシップ受入
2022年8月15日(月)~8月26日(金)の2週間に渡り、JICA長期研修「イノベーティブ・アジア(Innovative Asia)」プログラムで来日中の、外国人大学院生のインターンシップの受入れを行った。インターン生であるZUBAIR Amirさんの出身国はパキスタン・イスラム共和国で、2021年10月から豊橋技術科学大学(修士1年)の学生として、化学工学や安全衛生環境、特にバイオガス等に関する研究を行っている。SDGsとの繋がりが強い分野を学ぶ中でOHSの仕事に深く興味がありぜひ経験してみたいとのことで、弊社のEHS企画室を訪ねてくださった。
我々にとって外国人インターン生の受入れは初めての経験であり、また彼とは英語でのコミュニケーションが基本となるため体験できる業務に限りがあったが、複数の弊社クライアント様や協力業者様が彼の受入れを快諾してくださった。ご協力いただいた皆様に深く感謝したい。
以下、今回のインターンに関する感想をいただいた。
Understanding Japanese workplace culture is essential for foreigners looking for work in Japan. Under the auspices of JICA's "Innovative Asia Program," I am pursuing a master's degree. This program's primary goal is to increase the flow of competent young talent between Japan and Asian nations in order to foster innovation across the continent of Asia. As part of this program, the applicant was required to complete an internship at a Japanese firm in order to get firsthand knowledge of Japanese workplace culture, hone the skills and talents needed for the position, and develop contacts in the Japanese industrial community. As a Chemical Engineer and Health Safety and Environment Representative, I have a keen interest in businesses working on Occupational Health and Safety Globally, and while looking for a suitable business, I came across EnBio Engineering. It is one of the few firms in Japan offering OHS services on a global scale and emerging nicely.
EnBio gave me the chance to participate in a thorough internship training program, where I learned about everything from work ethics to daily tasks, meeting planning, and fieldwork. By proving me with a really welcoming workplace, EnBio dispelled stereotypes about Japan's rigid work culture. I was astonished by EnBio's willingness to discuss its conflicts and bottlenecks in order for me to understand how dynamics function in every organization because it wasn't what I had anticipated. Now that I have a better understanding of this, I am convinced that comprehending the dynamics and politics at play in a company is just as crucial as understanding the nature of the business. My counsel to the readers is, "Expecting Good is acceptable, but always cope with the reality".
(日本語訳)
日本での就職を希望する外国人にとって、日本の職場文化を理解することは必要不可欠である。私は、JICAの「イノベーティブ・アジアプログラム」の支援を受け、修士課程に進んでいる。このプログラムの主な目的は、日本とアジア諸国の間で有能な若い人材の流れを増やし、アジア大陸全体のイノベーションを促進することだ。プログラムの一環として、参加学生は、日本の職場文化を直接知り、ポジションに必要なスキルと才能を磨き、そして日本の産業界とのコンタクトを深めることを目的として、日本企業でのインターンシップを果たすことが求められていた。私の専攻は、化学工学と安全衛生環境分野であることから、グローバルにOHS(労働安全衛生)ビジネスに取り組んでいる企業に強い関心を持っており、そのような企業を探していたところ、エンバイオ・エンジニアリングが目に止まった。エンバイオは、日本では数少ないグローバルなOHSサービスを提供する企業であり、この新たなサービスを着実に拡大させている。
エンバイオでは、充実したインターンシップ研修に参加させていただき、仕事の進め方から日々の業務、会議の企画、フィールドワークまで、あらゆることを学ぶことができた。また、エンバイオは本当に居心地の良い職場で、日本のいわゆる"お堅い"労働文化に対する固定概念を払拭してくれた。また、日本の組織とはどのように動くものなのか、時には衝突やボトルネックとなる部分に関しても論じていただいたのは予想外であり、非常に驚いた。インターンを通して日本で働くことについての知識を得ることができた今では、企業におけるダイナミクスとポリティクスを理解することは、ビジネスの本質を理解することと同じくらい重要であると確信している。読者の皆様にも、ぜひ「良いことを期待するのは良いが、常に現実に対処すること」を勧めたい。
2週間という短い期間であったが、彼の積極的に学ぶ態度や異文化を柔軟に受け入れる姿勢は、我々社員にとっても気づかされることが多く、大変貴重な機会とすることができた。 今回のインターンでの経験が、彼の今後のキャリアにとって良い影響を与えるものであることを願い、そしてさらなる活躍を期待している。
我々にとって外国人インターン生の受入れは初めての経験であり、また彼とは英語でのコミュニケーションが基本となるため体験できる業務に限りがあったが、複数の弊社クライアント様や協力業者様が彼の受入れを快諾してくださった。ご協力いただいた皆様に深く感謝したい。
以下、今回のインターンに関する感想をいただいた。
Understanding Japanese workplace culture is essential for foreigners looking for work in Japan. Under the auspices of JICA's "Innovative Asia Program," I am pursuing a master's degree. This program's primary goal is to increase the flow of competent young talent between Japan and Asian nations in order to foster innovation across the continent of Asia. As part of this program, the applicant was required to complete an internship at a Japanese firm in order to get firsthand knowledge of Japanese workplace culture, hone the skills and talents needed for the position, and develop contacts in the Japanese industrial community. As a Chemical Engineer and Health Safety and Environment Representative, I have a keen interest in businesses working on Occupational Health and Safety Globally, and while looking for a suitable business, I came across EnBio Engineering. It is one of the few firms in Japan offering OHS services on a global scale and emerging nicely.
EnBio gave me the chance to participate in a thorough internship training program, where I learned about everything from work ethics to daily tasks, meeting planning, and fieldwork. By proving me with a really welcoming workplace, EnBio dispelled stereotypes about Japan's rigid work culture. I was astonished by EnBio's willingness to discuss its conflicts and bottlenecks in order for me to understand how dynamics function in every organization because it wasn't what I had anticipated. Now that I have a better understanding of this, I am convinced that comprehending the dynamics and politics at play in a company is just as crucial as understanding the nature of the business. My counsel to the readers is, "Expecting Good is acceptable, but always cope with the reality".
Evaluating soil quality through observing variations in soil color
土の色の違いから土質を評価する
土の色の違いから土質を評価する
Final presentation in front of the employees who took care of me
お世話になった社員の前での最終プレゼンテーション
お世話になった社員の前での最終プレゼンテーション
(日本語訳)
日本での就職を希望する外国人にとって、日本の職場文化を理解することは必要不可欠である。私は、JICAの「イノベーティブ・アジアプログラム」の支援を受け、修士課程に進んでいる。このプログラムの主な目的は、日本とアジア諸国の間で有能な若い人材の流れを増やし、アジア大陸全体のイノベーションを促進することだ。プログラムの一環として、参加学生は、日本の職場文化を直接知り、ポジションに必要なスキルと才能を磨き、そして日本の産業界とのコンタクトを深めることを目的として、日本企業でのインターンシップを果たすことが求められていた。私の専攻は、化学工学と安全衛生環境分野であることから、グローバルにOHS(労働安全衛生)ビジネスに取り組んでいる企業に強い関心を持っており、そのような企業を探していたところ、エンバイオ・エンジニアリングが目に止まった。エンバイオは、日本では数少ないグローバルなOHSサービスを提供する企業であり、この新たなサービスを着実に拡大させている。
エンバイオでは、充実したインターンシップ研修に参加させていただき、仕事の進め方から日々の業務、会議の企画、フィールドワークまで、あらゆることを学ぶことができた。また、エンバイオは本当に居心地の良い職場で、日本のいわゆる"お堅い"労働文化に対する固定概念を払拭してくれた。また、日本の組織とはどのように動くものなのか、時には衝突やボトルネックとなる部分に関しても論じていただいたのは予想外であり、非常に驚いた。インターンを通して日本で働くことについての知識を得ることができた今では、企業におけるダイナミクスとポリティクスを理解することは、ビジネスの本質を理解することと同じくらい重要であると確信している。読者の皆様にも、ぜひ「良いことを期待するのは良いが、常に現実に対処すること」を勧めたい。
2週間という短い期間であったが、彼の積極的に学ぶ態度や異文化を柔軟に受け入れる姿勢は、我々社員にとっても気づかされることが多く、大変貴重な機会とすることができた。 今回のインターンでの経験が、彼の今後のキャリアにとって良い影響を与えるものであることを願い、そしてさらなる活躍を期待している。