株式会社エンバイオ・エンジニアリング

Soil Contamination
土壌汚染対策サービス
エンバイオ・エンジニアリングは、土壌汚染対策に必要なサービスを最初から最後まで、ワンストップでご提供いたします
Construction
建築工事サービス
土壌汚染を調査・対策した土地に建築工事を行い、新たな価値を提供します。土壌汚染対応を含まない新築案件も広く承ります。
Blue Water and Green Energy
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⽔環境保全やエネルギーに関して、お客様がそれぞれ抱える課題に寄り添いワンストップで問題解決を⾏います。
Environmental, Health and Safety
EHS関連事業
日本国内はもちろん、幅広い国地域(アジア・ヨーロッパ・北中南米等)においても、EHS関連サービスをご提供しています。
Items
製品販売-土壌汚染関連機器・資材の販売・サポート
土壌汚染対策のための、各分野に特化した優れた製品を中心にご提供しています。
2021.12.06

バイリンガルシティ

"Bonjour, Hi!" カナダ・ケベック州最大の都市モントリオールでお店に入ると、こんな挨拶で迎えられる。"Bonjour." と返せばフランス語で対応され、"Hi."または"Hello."と返せば英語で対応してくれる。
モントリオールはよくフランス語と英語のバイリンガル都市として紹介されるだけあって、都市部の人々の半数以上は両言語を流暢に話すことができる。2年程前にモントリオールで暮らしていたが、フランス語の知識が十分でなくても、特段苦労することなく生活することができた。しかし、実際の公用語はフランス語で、行政サービスや地下鉄の車内放送などはフランス語でしか提供されていないうえ、英語表記のみの看板の設置は禁止されている。教育に関しても、大学以外はほぼフランス語のみで実施されるという。つまり決して対等ではない。冒頭で紹介した挨拶が"Hi, Bonjour!" ではないのもそのためかもしれない。それでも、異なる文化がうまく共存できている良い例であるといえるだろう。


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モンロワイヤル公園の展望台にある本のモニュメント。モントリオールの名称の由来がフランス語と英語で書かれている。

実際、異なる2つの文化が争うことなく共に存在することは容易ではないし、むしろ避けられる傾向がある。それは、政治や外交においてだけでなく、個人間レベルの人間関係においてもそうだと思う。類は友を呼ぶとはその通りで、似たような価値観を持つ者同士で一緒にいるほうが心地よいと感じる人が多いのは事実だ。私自身も、長年良い関係を築いている友人とは育ってきた家庭環境や思考回路が似ていると感じることが多々ある。
ビジネスの現場ではどうだろうか。企業は都市と同じように外部から人を受け入れながら発展し、また一つの共同体として個々に独自の文化を保有する。企業文化、特に人材採用や事業買収といった局面で共同体に変化が求められる時、それと向き合う必要が出てくる。違う会社、共同体の人を迎え入れることは、異文化を取り込むことに他ならない。それぞれの共同体において長年培われてきた価値観や行動規範は、企業経営や事業活動、個人の働き方にも大きな影響を与えるものであり、所属する看板が変わったからといってすぐに変化できるものではない。ギャップが大き過ぎる時、むしろアナジー効果となり、不満を持った優秀な人材が流出してしまうことにもなりかねない。だからといって、似ているものだけを取り込めば、文化の差異による軋轢は生じないかもしれないが、1+1=2以上の効果は期待できないだろう。同じような価値観しか存在しない世界では、現状維持がMAXだ。
(文責:和田 美月)