株式会社エンバイオ・エンジニアリング

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2021.02.15

リスクへの向き合い方

リスク(risk)がある。仕事柄、「海外事業には‥」の文脈で出会うことが多い言葉である。労働安全衛生/OHSの分野では、リスク=「危害の発生確率(頻度)」×「危害発生時の重大度」、としても出てくるが、私が"リスク"を初めて生きた文脈で考えたのは大学受験の時だと思う。当時は「よくない結果になる可能性」くらいの認識であった。今考えると、少し理解が怪しい。

リスクを身近な例、大学受験で考えてみたい。
リスクについてISOの定義を引用すると、「不確かさの影響」とある。注記によれば、影響とは、期待されていることから、好ましい方向又は好ましくない方向に向かい乖離すること。不確かさとは、事象、その結果又はその起こりやすさに関する、情報、理解又は知識に、たとえ部分的にでも不備がある状態をいう。
この定義に沿って大学受験を捉えると、一回の試験で結果が安定しにくく(不確かさ)、〇×によって進路が変わる(影響)、確かにリスクが大きい。ただし、100%不合格のところを受けるのは、結果に振れ幅がないのでリスクはない。
リスクを下げるにはどうすればよいか。ISO 45001(労働安全衛生/OHS)では、危害(Harm)を引き起こす潜在的根源として、危険源(Hazard)がある。危険源への対応策として、a)除去、b)代替、c)工学的対策、d)管理的対策、e)個人的保護具、が挙げられている。これを参考に、受験のリスクを最も低減する手段とは何か、受験機会の除去、「そもそも進学しない」ことである。その選択によって生じる影響はあるだろうが、"受験のリスク"は消滅する。2番目の代替は、例えば「指定校推薦での進学等を選択すること」などが挙げられるだろうか。 このように分野が違うことなので多少無理があるが、おおよそ当てはまったりする。新たに出会う枠組みを前に、身近な例を当てはめ、色々と思考することが理解に役に立つケースが少なからずある。

とは言え、リスクの程度とは別に、良い結果を出すために落ち着いて試験に臨むが重要であるのは、私も経験則から理解している。ここでは、落ちそうで落ちない岩、ゴールデンロックを紹介したい。


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チャイティーヨー・パゴダ、通称ゴールデンロック。首都ヤンゴンの北東約210kmに位置するチャイティーヨー山の頂上にある岩の上に建てられたミャンマー形式の仏塔。仏陀の遺髪の上に乗せられた岩なので重力に逆らって落ちないとされ、国内外から多くの巡礼者が訪れる。

神秘的な光景で観光客にも人気のあるゴールデンロックであるが、ミャンマー文化の中に大切にされているパゴダ(仏塔)は、お参りにいくと心落ち着く場所である。実は東京、上野公園の中にもパゴダを見ることができる。

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ここも、落ちない名所として受験生に人気の場所である。その理由はゴールデンロックと異なるが、都心を忘れる落ち着いた場所である。

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パゴダが立地する上野公園の入口に位置する京成上野駅。都心から成田空港へ一直線の利便性から、私も昨年駅の徒歩圏内に転居してきたが、その後未利用である。早く活気ある路線に戻ってほしい。
(文責:渡辺 英喜)