原位置化学酸化
フェントン化学酸化を核に、対象汚染物質の種類や対象現場の地質構造に応じて、バイオレメディエーションや土壌洗浄などの手法を適正に組み合わせて土壌汚染浄化に取り組んでいます。エンバイオ・エンジニアリングの独自の設計ノウハウと薬剤導入技術により、より効率的なご提案が可能です。
対象物質
- 塩素化 VOCs
- ベンゼン
- ガソリン等燃料油
※あらゆる有機化合物(VOC)を酸化分解します。
メリット
高濃度の汚染にも適用でき、短期間に浄化できるのが最大のメリットです。一方、反応持続時間が短いため、酸化薬剤と対象物質との接触をいかに効率的に行わせるか、慎重に検討することが必要となります。
化学酸化剤
- フェントン反応剤(過酸化水素+硫酸第一鉄+ pH 調整剤)-3種
- アルカリ活性化過硫酸ソーダ(過硫酸ナトリウム+ RegenOx B 剤)
※浄化対象地盤の状況に応じて上記の薬剤を適宜使用します。
フェントン反応のメカニズム
過酸化水素と 2 価の Fe イオンが反応すると、高い酸化能力を有するヒドロキシラジカルが生成し、それが有機物質を攻撃して分解します。 pH 調整剤の種類を変えることにより、反応速度や反応持続性を制御することができます。
関連写真
浄化技術解説