株式会社エンバイオ・エンジニアリング

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Items
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工場敷地内におけるバイオレメディエーション促進剤注入

敷地外への汚染地下水拡大を防ぐことを目的として油汚染地下水を揚水し、油汚染土壌の浄化を目的としてバイオレメディエーション促進剤の原位置注入を実施しました。

概要

汚染物質 油分、油臭・油膜
対象面積 600m²
区域指定の有無 なし
実施⼯法 地下水揚水処理、バイオレメディエーション促進剤原位置注入
対策数量 1,800m³
対策深度 GL-1.0m~GL-4.0m
⼯期 2年

工事詳細

本サイトでは、土壌調査により、土壌および地下水に油の汚染が確認された。敷地外への汚染地下水拡大を防ぐことを目的として油汚染地下水を揚水し、油汚染土壌の浄化を目的としてバイオレメディエーション促進剤の原位置注入を実施した。揚水した油混じりの地下水については工場内の処理施設で処理して排水した。
対策の対象エリアは稼働中の工場建屋の真横位置し、使用中の施設や地中構造物、埋設配管がある状態での揚水井戸、バイオレメディエーション促進剤の注入井戸やその注入配管の設置、および注入作業となった。揚水井戸、注入井戸、その配管については、車両が通過するエリアであったことから、これらの設備をU字溝の中に配置した。
揚水およびバイオレメディエーション促進剤注入は、計画段階で長期間になることが推察されたため、自動運転(無人の機械制御運転)による揚水装置・注入装置とした。
2年間にわたる対策の結果、土壌中の油分濃度は低減し、地下水中の油分も基準適合となった。敷地外拡散のリスクが無くなったと判断されたため、本対策を完了した。

【写真1】注入配管


【写真2】注入配管(U字溝内設置)


【写真3】揚水装置