経営管理
経営管理は会社全体を常に把握し円滑に動かす重要な役割です。「ヒト」、「モノ」、「カネ」といった経営資源を管理・活用するため、経理は数字まわりを、工務は技術部門と経理を繋いでいます。また社員の安全や成果物の品質を保つことも同様に重要な仕事です。
経理・工務
経理は経営管理の略で、日常業務も重要ですが、「経営に関わること」こそが経理本来の役割です。企業は、利益や資産を生み出すためにさまざまな取引を行い、それに伴って多くのお金が動きます。健全な会社経営を行うには、そのお金の流れを可視化して管理し、適切な経営判断を行っていく必要があります。その経理と生産部署の間に立ち、双方がより円滑に作業を進めるための潤滑剤として、契約、予算、請求、粗利の管理を行う部署が工務です。
日常業務として、経理は入出金管理、売上管理や仕入管理、社員の立替金のチェック、会計ソフトへのデータ入力、月次決算~年次決算などで、事業目標の達成や経営課題の改善を考えるうえで必要な経営資料を作成していきます。工務は円滑に現場作業を進めるために、各種書類、請求書などの作成サポートや管理を行い、常に最新の情報を収集し、経理や各所と密に連絡を取っています。全ての部署と関わりますので、ねぎらう気持ちを持ちながら社内コミュニケーションを図ることも重要です。
陰の立役者として会社の成長に不可欠な役割を担いながら事業推進に直接携わっていきますので、会社とともに自身の成長を感じることのできる実りある仕事です。
安全品質管理
社員の安全を守り、成果物の品質を保つのは会社組織が果たすべき重要な義務です。社内を第三者的視点でチェックするのが安全品質管理室の仕事です。
現場災害と人身事故を防ぐことが目的で、特に重篤な人身事故など、人命や会社の存続に関わる災害の防止には重点を置きます。品質についても顧客に重大な影響を与えかねない項目に対しては重点的にチェックします。
この仕事は、安全パトロールの実施や報告書のチェックなど日々の社内動向を把握し、対応の優先度の高い点を早期に見つけることが重要です。安全パトロールは実際に現場に行き、ルールを守って作業しているか、危険なポイントはないかを見て回ります。報告書チェックは提出物をサンプル検査し、作成者やチェック者の技量を確認します。それらの安全・品質のチェック体制が各部署において機能していることを確認するのも仕事です。
リスクが高い項目を重点的に対処し、低リスク項目は許容範囲内であれば対処しない、という采配も大事なことになってきます。この判断は会社の掲げる目標、社内文化、社会の目などにも影響され、さらには対処に割ける人材の質や数にも左右されます。これら全体のバランスを考慮しながら最適な対処法を考えるという、大切で、難しく、やりがいを感じる仕事です。