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出井 愛理
技術のエンバイオを
正々堂々と伝える
出井 愛理(30)
所属部署
ソリューション営業部
担当業務
営業
入社年次
2022年キャリア入社
学生時代
大学院理工学部生命科学学科修了
専門は微生物
前職
医療IT系のデータ・システム会社で、ユーザーサポート・セミナー運営などに携わっていました。
趣味
仕事帰りにピラティスで汗を流して、体も心も気分転換すること。
「エンバイオ・エンジニアリングの価値を漏らさず社会に送り届けたい」 技術面で十分な資質を持ちながら、出井はそんな思いを抱いてあえて営業職でのキャリアを歩み始めました。お客様ごとに異なる土壌汚染の課題を丹念に抽出し、技術社員と議論を重ねながら、もっともふさわしい解決策を探り続ける毎日です。環境問題にも貢献するこの仕事にやりがいを見出しています。
1日のスケジュール
SCHEDULE
8:30
出社
早朝は普段忙しい役員と話ができるチャンスでもあるので、早めに出社し相談事や雑談を交わすことも。経営層とも距離が近いのは当社の自慢です。
9:00
業務開始
スケジュール確認やメールチェックを行います。案件の進捗確認、お客様への連絡などもこの時間にまとめて対応します。
10:00
お客様との打ち合わせ
電話でのコミュニケーションが多い業界でもあり、事前に相談いただいていた案件に関して、通話で具体的な内容を詰めていきます。
11:00
事務作業
提案する案件の資料作成、他部署が作ってくれた見積もりのチェックなどを行います。
12:00
ランチ
まだ新しいオープンスペースで同僚とランチ。毎日お弁当を持参しています。
13:00
調査同行
調査担当が進めている都内の案件に顔を出しました。調査現場において、営業はお客様と調査を繋ぐ司会進行のような役割を担います。
15:00
お客様先へ訪問
都内の別のお客様に資料を届けながら、今後の方針について打ち合わせ。話し合いが長引けば、そのまま直帰することもよくあります。
16:30
引き継ぎ
お客様からゴーサインが出た案件に関して、調査担当者に具体的に作業をしてもらえるように引き継ぎをします。
17:30
事務作業
溜まっていたメールの返信、後輩の業務チェック、営業同士の進捗確認などを行います。
18:30
終業
仕事帰りにはピラティスを楽しんだり、同僚と飲みに出かけたり。そのまま真っすぐ家に帰る日はあまりありません。
環境問題に真剣に向き合う姿勢に共感

環境問題の解決に関わってみたいとの思いから、大学院では環境微生物をテーマにしていました。ただ、私が就職活動に臨んだ7,8年前は、環境問題に深くコミットした会社が少なかったので、対象を広げて社会問題に関われるならばと医療系のIT企業に入社しました。
仕事自体は充実していたものの心から実現したいことは何だろうと考えはじめ、環境に貢献することが私のライフワークだと思うようになっていきました。そんな中で、人づてに環境問題への貢献を本業にしている当社で人材を募集しているという話を耳にしました。親会社であるエンバイオ・ホールディングスのWebサイトを訪れると、「『かんきょうもんだい』を知らない社会をめざす」というキャッチコピーを大きく掲載しており、それが目に飛び込んできました。就活していた時代と異なり、環境問題を専門に扱う会社がこんな言葉を主張できるようになったのだと衝撃を受けました。辿り着きたいと思っていた領域と完全に一致していたことから、この会社で頑張って行こうと決心しました。

価値ある技術を、多くの人に伝えていく

営業職として入社した私ですが、実は営業経験はゼロ。理系の大学院出身であることを考えれば技術系職種で働く方が順当な気がしますが、最初から営業を目指すつもりでいました。当社は確かな技術を持っている会社であるにもかかわらず、その強みを広く世の中に伝えていく人間が少ないのでないか、という印象を受けたのがその理由です。価値あるものを多くの人に伝えて広げていく役割を担いたいとの思いから、この道を選択しました。
以来、営業部門の一員として、新規開拓を進めると同時に、既に取引のあるお客様の新たな課題発見、解決策の提示などに取り組んでいます。一口に土壌汚染といっても、お客様によって必要とする解決策は全く異なります。当社では定型の商品やパッケージを販売するのではなく、お客様との丹念なコミュニケーションを通して課題をひとつひとつ丁寧に明確にしていく手法を大切にしています。

潤滑剤として、社内をつなげる

お客様の状況把握は簡単ではありません。業種業態によって解決策は異なりますし、法律や自治体の条例によっても対応が変わってきますから、何度も対話を繰り返してよりよい提案を見極めます。わからないことが出てきた時はすぐに上長へ相談し、工事担当、調査担当とこまめに連絡を取り合い、指摘をもらい、有効な解決策を見出すよう心がけてきました。お客様と自社の技術部門をつなぎ、橋渡しをしていく。そんな感覚を大切にしながら毎日の仕事に臨んでいます。
“技術のエンバイオ”と呼ばれる当社。どの先輩も優れた知見と経験を持ち、喋り出すと止まりません。多くのことを教えてもらうことができます。こうしたコミュニケーションを通して、社内の橋渡し役になるのも役割のひとつと考えています。実は入社するとき、上司から「社内をつないでほしい」との要望を受けました。従来の当社では技術者個人が独自に道を究めているケースが多く、横の情報共有に課題を感じていたそうです。その中で業界未経験者からスタートした私が潤滑剤となって、社員同士の相互作用を増やしていく。大事な役割と認識しています。

土壌汚染の有無が、新しくできる建物の価値にもかかわる

私が担当しているお客様には不動産デベロッパーがいます。新しく土地を取得してマンションなどの建物を建設する時に、土壌に問題がないというお墨付きを得ることが、不安材料を残さずに不動産の価値を確実に高めたいデベロッパーの狙いです。
世の中を見渡すと、土壌汚染の問題がネックで開発が難しいといわれるエリアも、数多く残されています。しかし、そのほとんどは適切に対策を施せば十分に活用できます。私にとって、当社の土壌汚染対策が日本の限られた土地の活用に貢献できることは、この仕事を進めていくやりがいのひとつとなっています。こうした役割を通して、私が目指してきた環境問題へのコミットが達成できている点もモチベーションアップにつながっています。

正々堂々、環境に向きあう

当社の社員たちに話を聞いていると、浮かび上がってくる言葉が“正々堂々”の一言。環境問題は専門性の高いマニアックな世界ともいえますから、お客様には理解しづらいところも多々あります。当社の社員たちはその点をよくわかっていて、丁寧に提案することでお客様が納得のいく結論を出せるようにサポートすることを信条としています。環境にとって、社会に対して、正しいと考えることを真っ当に行おうとしている社員がそろっているのが、当社の素敵なところです。ここが“技術のエンバイオ”と言われる所以ですが、当社の技術者たちはその点を強くアピールせず、当たり前のことを当たり前にしているだけという感覚でいるようです。だからこそ、その強みを言葉でしっかりと伝えていくのが営業である私の使命だと捉えています。

環境問題全体にコミットする会社に進化させたい

入社してそれほど時間は経っていませんが、わずかな間ながらも嵐のように過ぎていったような感覚です。最近はお客様に対して土壌汚染対策の勉強会を開く機会にも恵まれるなど、営業として徐々に深い場所に入り込んでいけるようになりました。これから少しずつ撒いてきた種を実らせていくことで、私がゼロから獲得した案件を着実に形にしていきたいですね。
将来はエンバイオ・エンジニアリングという会社自体を、土壌汚染対策を軸にしながら、よりいっそう環境問題にコミットする会社に進化させていきたいです。

※記事の内容は、すべて取材時点(2023年9月)のものです。