EnBio Engineering RECRUITING SITE

ENTRY
柳澤 優
部下の成長を見守りながら
自分自身も新しい業務に挑戦
柳澤 優(35)
所属役職
リスク評価部 副部長
担当業務
評価レポートの決済
入社年次
2017年キャリア入社(再入社)
学生時代
大学院理工学研究科理工学専攻修了
専門は気象学
前職
CADオペレーターを経て
エンバイオエンジニアリングに再入社
趣味
2人の子どもを寝かしつけた後、のんびりお酒を飲むこと
柳澤は現在、土壌汚染の調査を担うリスク評価部で管理職を務めています。家庭の事情で当社から離れていた時期もありましたが、2017年に復帰し、周囲の理解を得て、現在は子育てと仕事を両立させながら日々奮闘中。新しい業務にも挑戦しています。そんな柳澤がどんな道を歩んできたのか、ご紹介します。
1日のスケジュール
SCHEDULE
9:30
始業
子供を保育園へ送り、洗濯などの家事を済ませてからスタート。最初はメールチェックの時間に充てています。
10:00
営業会議
当社が今どんな企業にアプローチをして、どういう案件が形になりそうなのか、具体的にイメージを膨らませています。
11:00
資料確認
部下の報告書の認。要点を押さえているか、間違いがないか、責任を持ってチェックします。
12:00
ランチ
あまり時間をかけないよう、簡単に済ませています
13:00
新規案件の会議
具体的な案件がスタートするので、どのような経緯で受注し、どんな内容なのかをメンバーとともに共有します。
14:00
資料確認
再び資料の確認。部下への案件の振り分け作業なども行います。この時間に限ったことではないですが、部下から電話で相談を受けることもよくあります。
15:00
課長との会議
課長と一緒にチームでの育成に力を入れています。それぞれの成長上の課題などの共有します。
16:00
仕事の取りまとめ
その日の仕事内容の振り返りや明日の仕事の準備など。
16:30
終業
長男の学童、次男の保育園へのお迎えに出かけます。夕食を作って一息入れられるのは20:30頃。子どもと一緒にそのまま寝てしまうこともよくあります。
社員の温かさと情熱が入社の決め手に

学生時代は気象学を専攻しており、大学院では世界遺産・白神山地の森林が吸収するCO2の量を研究テーマに選びました。気象学の中でも環境に近い分野でもあったことから、就職活動では環境関係の企業も視野に入れたところ、当社の前身であるアイ・エス・ソリューションに巡り合いました。
選考中、何人かの社員と話をしたのですが、優しさや温かさの中に仕事に対する強い誇りを感じ、とても魅かれました。土壌汚染対策は専門ではありませんでしたが、会社としての雰囲気の良さと理念への強い意志が当社で頑張って行こうと決心した最大の決め手です。選考の段階で現地調査を担当する部署に配属されると聞いていたので、東京に拠点を置きつつも、出張で全国各地を飛び回れる点にも面白みを感じました。

土壌汚染の調査のために、全国を駆け回る日々

入社から4年間は土壌調査を担当しました。全国の製油所やガソリンスタンドなどを訪れて土を採取し、汚染の有無や具体的な状況を調べ、報告書としてまとめる仕事です。土壌汚染の形はお客様によって千差万別。さまざまな課題を抱えるお客様と接する中で、着実に知識と経験を積み重ねることができました。
強く印象に残っているのは東日本大震災の被災地。発生から2年後に、津波被害を受けた宮城県の工場跡地を担当しました。自分が宮城出身ということもあり、2年の時間を経てもなお、廃屋が残されている現地を見て、改めて津波被害の大きさを痛感させられました。また、被災地ゆえの複雑な土壌の状態を明らかにしようと、新しい手法を活用した案件でもありました。通常なら掘って土を採取するところ、掘らずに汚染源を調べる「ダイレクトセンシング」にも初めてかかわりました。調査担当として、実に幅広い経験を重ねることができた案件となりました。

一時期は離職も、主体的に働く良さを実感したいから再入社

その後、結婚を期に当社を退職し、2年ほど建設会社のCADオペレーターとして働きました。図面を作るノウハウは当社で身に付けていたので、CADにはすんなりと対応できました。しかし、CADオペレーターは誰かの依頼を受けて始まる仕事で、どうしても受け身になってしまいます。当社での仕事では、自分から行動して課題発見に奔走していたので、「合っていないのかも?」との思いが頭をよぎりました。そんな折、退職後も良好な関係を続けていた社員から「戻ってこない?」と誘われ、思い切って当社で再チャンレンジしてみることにしました。
建設会社の就業中に1人目の子どもが生まれていたので、再入社後は時短勤務を選択し、同じ調査業務でもオフィス内で完結する仕事を中心にしてもらいました。過去の土地利用の履歴を地図会社や法務局などから取り寄せて調べ、土壌汚染の危険性が潜んでいるかどうかを判断していくのがその内容。現場で土を採取して分析すれば汚染の有無は明らかになりますが、状況によっては無駄が大きいですし、コスト面から難しいケースもあります。書類上で判断するこの仕事が、お客様にとって重要な意味を持っています。

ライフスタイルの変化にも、柔軟に対応

一時期、健康面で不安があったので、会社に要望を出し、テレワークをしていた時期があります。コロナ禍前でテレワークは一般的ではなかったのですが、柔軟に希望を聞いてくれるのも当社の良いところです。さらに2人目の子どもを妊娠し、1年強にわたって出産・育児休暇を取得。復帰のタイミングがコロナ禍による最初の緊急事態宣言直後だったこともあり、しばらくは出勤とテレワークを併用して勤務を続けていました。業務内容も変化して、書類での調査を行いつつ、他のメンバーが作成した報告書のチェックも任されるようになりました。
今年の春には、別会社で働く夫の転勤で、家族で東北へ現地に引っ越すことに。当初は退職するつもりだったのですが、せっかくキャリアを築いた私を上司が引き留めてくれて、リモートで勤務することになりました。私の場合は遠方ということもあり、会社と相談し月2回の東京本社出社となっています。普段は東北の自宅で、調査報告書のチェック、Web会議などを行っています。

管理職への昇進、仕事と子育てとの両立

管理職の補佐的な役割を経て、昨年副部長に昇格。それからは、現地調査を含めたすべての報告書の最終チェックを行う重責を担っています。お客先に納品する報告書はその後の対応を左右しますので、要点を押さえていることや間違いのないことを入念に確認することを心がけています。また、部下たちが持てる能力を発揮できるよう、主体性を育む教育、チームワークの醸成、モチベーションアップを促す仕組みを整えて行けるよう努力していきたいと意識しています。成長していく部下たちを見るのは素直に嬉しいと感じます。
東京で勤務していた時もそうでしたが、当社は業務内容によって仕事の進め方を任せてくれるのがありがたいですね。もちろん、成果物の品質に対する責任は意識しています。急に休まなければならないこともあるので前倒しで予定を組むことが理想とは考えていますが、職場の理解と協力があって回すことができています。
管理職という立場ですから、より良い調査を進めていくために、チームワークの醸成にはよりいっそう力を込めていきたいですね。また、個人としては長く調査関連の仕事を手掛けてきたので、今までとは異なる業務にもチャレンジして視野を広げてみたいと思い描いています。

※記事の内容は、すべて取材時点(2023年9月)のものです。