平成28年4月19日~29日に、韓国を訪問しました。LCとしては初めての韓国への機材の販売となります。
昨年より、中国、タイ、台湾、韓国と、アジアでの販売拠点が着実に拡大しています。
【前半】 マシン及び機器の納入、操作指導(仁川港/瑞山サイト)
今回のお客様は韓国の大手石油会社ジーエスカルテックスの子会社であるエイチプラスエコ社。契約や現地会社との調整役として、日本のSRBインターナショナル社(東京都渋谷区)には多大なサポートを頂きました。エイチプラスエコ社は土壌地下水汚染の浄化を行う会社です。
今回のサイトでは、主に酸化剤を用いて浄化を行っています。そこで技術サポートという形で、浄化の指導を弊社グループ会社のアイ・エス・ソリューションが、注入に必要な資材を弊社から提供しました。注入用の資材は、マシン(ジオプローブ製7822DT)、注入用システム(注入用ツール、ケムグラウト社製CG400攪拌機/ポンプ)、MIPシステム(ダイレクトセンシング技術/原位置ガス調査システム)になります。製品は仁川(インチョン)港での通関を終え、エイチプラスエコ社が浄化施工を行っている瑞山(ソサン)市にある工場に直接機材を納めました。瑞山は仁川港から車で約3時間、朝鮮王朝時代の海美邑城(ヘミウプソン)の城壁と砲台跡が残る小さな町で、晴れた日には仁川空港を遠く望める北側の海沿いに、大きな工業地帯が広がっています。
納入するすべての製品の員数チェックを済ませ、翌朝から早速マシンと機材(特にMIPと注入用ポンプ)の説明/操作指導をスタートしました。エイチプラスエコ社は、これまで注入用のマシンや機材を使用して来た実績があり、作業は比較的スムーズに行われました。今回の出張時にはMIP(原位置ガス調査システム)の操作指導は行わない予定でしたが、先方からの強い要望もあり短期間ながらも対応することになりました。MIPは通常、機器の操作指導、トラブルシューティング、各検出器の性能や対象物質、原理、結果に対する考え方のレクチャーなどを含め、1週間程掛けてじっくり行いますが、今回は短期のため時間がある限り内容を伝えるように努力しました。
【後半】 注入指導(瑞山サイト)
後半はSRBインターナショナル社の申さん(通訳も担当)、グループ会社で原位置での浄化施工を得意とするアイ・エス・ソリューションの中嶋氏が合流し、注入及び浄化の指導を行いました。使用する薬剤は過炭酸ナトリウムを主体とした酸化剤で、対象物質は主にBTEX(ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン)で、土壌の含有量を基準値以下にすることが目的です。韓国では日本と異なり、浄化の判定を行う会社は施工業者とは異なる第三者機関が行います。その間施工した会社はただただ結果が出るのを待っているそうです。そのため浄化作業を行う会社は、(オカシナ話ですが)きちんと浄化を行わなければいけません。この点は日本より厳しいですが、より確実な浄化が行われる体制になっています。注入に関する技術指導は、対象地全体を捕らえた注入ポイントの選定や、注入の効率化、薬剤の濃度管理、注入や分解状況の確認方法(簡易計測器やMIPを用いた方法、原理、注意点など)など多岐に渡りレクチャーが行われました。本サイトは10月までに浄化を行う必要があり、より確実で効率の良い施工が求められています。
平成28年5月11日/佐藤
【関連製品】
■モデル7822DT ■ダイレクトセンシング機器 ■その他(ポンプ/ケムグラウト/CG400)
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4月4日に報道発表されましたとおり、株式会社エンバイオ・ホールディングスは、タイ・バンコク市内で事務所を開設するため、現地に準備室を設置することとなりました。
平成28年9月6日~11日に、カナダと米国を訪問しました。
平成28年4月6日~11日に、タイを訪問しました。今回の目的は、MIPの不具合の確認とプレゼンのサポート、バンコクでの打合せになります。
平成28年4月19日~29日に、韓国を訪問しました。LCとしては初めての韓国への機材の販売となります。昨年より、中国、タイ、台湾、韓国と、アジアでの販売拠点が着実に拡大しています。
平成27年12月7日~15日に、再度タイを訪問し、先日納品した機器のトレーニングを行いました。
平成27年11月17日~28日に、タイを訪問しました。作業は、前半、中盤、後半に分かれますのでそれぞれ報告させて頂きます。
平成27年10月26日~30日に、ジオプローブ(米国カンザス州サライナ)を訪問しました。今回の出張の目的は、同社の製品を新規で購入して頂いた顧客向けのトレーニング(5日間)で、同行は、Panneevorakij(パニーボラキット)、Remmate(レムメイト)、ナレスアン大学から4名の参加でした。
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